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地方創生・まちづくりの祭典!まちてんレポート~オープンイノベーション編~

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先日、まちてんというイベントにいってきました。

「まちてん」は、地域の未来をデザインする地方創生まちづくりEXPOです。
まちづくりをリードするイノベーターたちが、日本全国から東京・渋谷に大集合!
カンファレンス、トークセッション、ブース展示を通じて、それぞれの取り組みを発信します。
 
もともとわたしは留学とインターンで訪日観光に携わったことをきっかけに地域おこしに興味を持ち、与論島や群馬県桐生市でインターンをしました。
 
今後社会人になってからどのように地域活性化と関わっていこうかと考えているところだったので、なにかのヒントを得たいと思い、まちてんに参加。

 会場はヒカリエ9階のホール。チケットはpeatixで事前に購入しました。

展示ブース、トークセッションのみであれば無料。カンファレンスは1回につき3000円です。
わたしは2日目のオープンイノベーション編とサステナビリティ編のカンファレンスを聴講することができました。
そこで学んだこと、聞いたことをざっくり書きます。
 
今回はオープンイノベーション編です!

トップバッターはNPO法人グリーンバレー理事長の大南信也さん。

大南さんは徳島県神山町で活動しています。
最近の地域活性化は短期的になにかをつくるという活動が多いですが、大南さんは「自分が見たい」ではなく次の代に残せるものを作ることを心がけていました。
 

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最後に見せていただいのが「vs東京」という動画。
地方は東京になろうとするのではなく、『東京にない価値観を武器に東京を変えよう』というメッセージを伝えていました。
 

2人目は会津大学准教授 CODE for AIZU Founderの藤井 靖史さん。

最初に味噌汁の動画から始まりました。
「味噌汁」がどう地域活性化とつながるのかわくわくしながら聞いていると、何かの変化は味噌汁とおなじ構造で生まれるとおっしゃっていました。
つまり、変化は構造から流れが生まれるのではなく、流れから構造が生まれるんだそうです。

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自分の生き方にあてはめるなら明確に型を持つのではなく、その時々ベターな答え(流れ)を選んでいくことでなにか作ることができるのかもしれないと思いました。
 

3人目の高知ファイティングドッグス球団株式会社取締役副社長の北古味潤さん。

日本の世界野球ランキング2位という強みを活かし、外国人選手をよびこみ、高知で育成し、外で活躍してもらうというビジネスで地域活性化の活動をされています。
それだけではなくて、そこからたくさんのイベントや企画をしている点が他の球団とは異なる部分でした。
イベントには外国人と話したことないというお母さん方が集まってくるそうです。
ちょっと視点は違いますが、インバウンドのひとつの形だと思いました。
 

4人目は石徹白農業用水農業協同組合参事の平野 彰秀さん。

平野さんは人口約250人の集落・岐阜県郡上市白鳥町石徹白で活動されています。

最初に水力発電をしようとしたら、地元の人たちに白い眼で見られたことから、地元の人がやりたいことを、形にするところから始めたそうです。
すると、意図せず移住してくる人も増えたとのこと。最近地元の人たちの協力を得て、水力発電を始めたそうです。

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結局昔も同じように、電気をつくり人を集めることはしていてそれを止めてしまったから地域が衰退していったとのこと。昔の人がさりげなくやってたことなのに私たちができてないのも不思議ですね。
 
平野さんの言葉で一番印象に残っている言葉は「無理してやるのではなく腹落ちしたらやればいい」という言葉。
どこでなにをしようか悩んでいる私にとってとても心に響く言葉でした。
 
 

最後は鯖江市役所JK課 プロデューサー若新 雄純さん。

若新さんはもともと知っていたので、とても楽しみにしていました。
話を聞いてみると若新さんもJK課も想像以上に、すごい。
 
まちづくりはもともとゆるいものだということが印象的でした。
都市計画とは真反対の言葉。

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JK課の「教育しない」という信念はもっと他の分野にも広がって色々な可能性を生み出してほしい。
若新さんの考えややってるのとは一見ぶっとんでるけれど、その考えの根底にある部分は本質だったというのが全体の感想です。
本当におもしろかったです。若新さん。
鯖江と若新さんが相性いいからうまくいってるんだろうなあ。
 
 

次回はサステナビリティ編をお届けします。