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地方創生・まちづくりの祭典!まちてんレポート~サステナビリティ編~

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11月29日にヒカリエで行われた「まちてん」レポートをお届けしています!

前半のオープンイノベーション編はこちらから

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今回の記事は第二部サステナビリティ編です。
 

 

トップバッターは里山エクスペリエンスで有名なちゅら地球の山田拓さん

わたしがいま桐生でやってるプロジェクトはかなり里山エクスペリエンスを参考にしているので楽しみにしていました。
わたしはサイクリングツアーしか知らなかったんですが、
他にも古民家ステイだったり、ラジオ体操だったり、
外国人の人が興味あるもの、そして大切にしていきたい日本文化、
それに地域の人をうまく巻き込んでいるのが印象的でした。
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そしてこの美ら地球の従業員は現在10人で全員1年以上海外経験があるそうなのです。私のアウトバウンドがインバウンドをうむという考えに一致しすぎて驚き。
 

みかん鮭を養殖している宇和島プロジェクトの木和田権一さん

木和田さんは愛媛県の南予という地域で活動されています。
愛媛県はみかんで有名ですが、南予で養殖業はメインの産業のひとつ。
「魚はくさい」と魚離れが進んでいることに危機感を感じ、
魚のえさに柑橘類を混ぜ込んだところ嫌なにおいがなくなったことからこのプロジェクトは始まりました。

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なかなか使ってくれる企業がなかったのですが、唯一手を挙げたのがあのくらずし。
みかん鮭として売り出し、現在も好評だそうです。
 

宇奈月温泉で人にも環境にも優しいまちづくりに取り組む上坂博亨さん

最初にスイスのチェルマットの紹介からスタート。
この街の車は全部電気自動車。
そしてこの自動車も電気も、街中でつくっています。
電気自動車は高いそうなのですが、地元の人たちはそれが自分たちの産業を成り立たせていると認識して、購入するそうです。
その考えをとりいれたのが宇奈月温泉。
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人と車が同等になれるスピードが時速30km。

そこで取り入れたのが低速電動コミュニティバスでした。
私がインターンで行った桐生にも取入れられていて、桐生では「MAYU」という愛称で親しまれています。
 

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海外の取り組みを取り入れるのは、ありそうで意外と取り入れていない視点だなと思いました。

 

最後は共生革命家のソーヤー海さん

彼は「持続可能な社会とは」「サステナビリティとは」を追求するためにコスタリカのジャングルで1年間住んでいたそうです。
バナナを猿ととりあったり、人糞を埋めてそれで育ったバナナを食べて、という本当に原始的な生活を送っていました。
 
もっと自然の中で暮らしたいという人は大勢いるけど、どの人も食べるために働かなくてはいけないと口をそろえて言うそうです。
でもソーヤーさんいわく、ほとんどの人は食べるために働いてはいない、と。
食べるために働く必要はないんだと話していました。

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そういった経験から都会側が変わらなければ田舎は変えられないと考え、
現在東京を中心にワークショップを行っています。
 
最後にポートランドの事例も。
ポートランドでは行政に反対されてしまうと、自分たちで勝手に動いたとのこと。
ポートランドはあちらこちらで耳にはさむのでいつか行ってみたい。
 
最後にギフトエコノミーの話も。
ギフトエコノミーとは、簡単に言えば、『自分が受け取った全の心を次の人に渡していく』ということです。現代風に広義に言うと、『自分がして欲しいことは、自分がしてやれ』っていうことになると思います。
引用:ギフト・エコノミーという考え方が、今後のビジネス・プライベートも主流になる | 笑来
 

東京から地方のためにできることってなんだろう

今後どのようにまちづくりに関わっていくか模索していました。
移住するか二拠点か、都会から関わるか。
もちろんその土地に行った方が活動できるし、その土地のために働いていると実感することができます。
からといって住み続けられる土地を選び、そこで力になれるほどの経験も知識もいまはない。
というところでぐるぐるしていましたが、平野さんの言う通り腹落ちを待とうと思いました。(参考:地方創生・まちづくりの祭典!まちてんレポート~オープンイノベーション編~ - yukatoyama.com
そして東京からでもできること。それは人がたくさんいるからできること、つまり地方に人を流すこと。
そしてもう一つが地方にお金を落とすことです。
これは旅行に行くときに特に心掛けることかもしれませんが、東京でもできます。
社会、そして特に東京はソーヤー海さんいわく土台のうえにのっている、いわば虚構の社会で、人間が作り出した社会なのだそうです。
だから仕事も本来は生きるために必要がない。
でも、私にそれを変える力も想いもないので、少なくとも虚構の社会で稼いだお金を土台に返すようにしていこうと思います。
私の手元にあるお金が最終的にどこに落ちているのか、東京なのか地方なのかを考え、なるべく地方に流すところにお金を落としていくことが一番小さいけどできることなのではないかと思います。
 
久しぶりにとても良いインプットの場になりました!
また来年も行きたい。