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めくるめく私の日々。

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社会人2年目になりましたが、転職します。

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新卒で入った会社をやめることにしました。

今2年目なので、働いた期間は1年と2カ月。

まあね、みんな思うと思うんだけど正直思ったよりも早い。自分でも思う。なんなら3ヶ月前まで転職するなんて思っていませんでした。

ブログ界隈ではよくある感じの記事なのですが、私なりの理由と、そして転職までの経緯と、これからの話を書こうと思います。

 

 

どうして1年働いただけで、転職を決めたのか

1年間と2ヶ月、社内コミュニケーションの活性化をビジョンとして掲げているイベント会社で働いてました。就職活動のときに妥協したわけではなく、「イキイキ働く人を増やしたい」というビジョンに共感して、しっくり来て、決めた選択でした。

その会社を2年目でやめようと思った理由はおおきく4つ。

 

①伝える手触りがほしい

自分の人生の嬉しいや楽しいの絶頂な瞬間(私はウルトラハッピーと呼んでいる)を思い出したときに、ブログを読んでくれた人や私のインタビュー記事の感想を読んだときでした。もっとウルトラハッピーを人生に増やしたいから、そういう仕事をしたい。
ブログがまさしくなんだけどうまく伝えられなかったときになえたから大学のときはちょっと違うのかもしれないと思って違うところにしてみました。でも、今は伝わらなくても伝えることができるのが大切だと、伝える手触りがほしいと思うようになりました。

②ビジョンの捉え方

ビジョンに対する違和感は、最初は会社の掲げているビジョンや経営陣が掲げている戦略と目の前の実務がどうしても結び付けられなかったこと。でもこれってどこにでもあることで個々のとらえ方の問題なので、会社ではなく私の意識の中に解決策はありました。

私の違和感は理想と現実だけではなくて、私の考える「イキイキ働く」状態の捉え方が変わったということが大きいことに気付いた、のが3月。

これはなんかふわふわしてる話だからあまり人に話さないけど、これが一番の理由かもとも思います。

新卒で就活しているときは組織内のコミュニケーションをよくしたらイキイキ働く人が増えると思っていたけれど、働いてみたり、他にも色々な人やコミュニティに関わって違うんじゃないかなって、組織起点ではなく、個々の選択が重要なのかもしれないと思うようになりました。

これは持論ではあるけれども、仕事は「できる」と「やりたい」の重なりでできると幸せなもので、そのためには「できる」と「やりたい」を各々が認識することが必要になります。でも、認識している人はなかなかいない。私もそう。

どうやったら認識できるのか、と考えたときに「できる」を認識するためには体験を増やすこと、「やりたい」を増やすのはもっとみんなが気持ちを大切にすることが必要なのではと、そのために個々が選択をする際に意志を持ってもらいたい、そのためには社会に多様な選択肢を増やす、つまりカラフルにすることが必要だと思いまして。
その選択肢も誰かの「やりたい」や好きなことから生まれた想いがわかるものにしたい。というのは、自分の想いを選んでくれる人がいるってわかったら、自分ももっと心の赴くままに生きていいのかもしれない、って思う人が増える、かもしれない。

組織の色に染めるのではなくて、個が色をつくる。

人の想いがこもっているものを、発信し、共感してくれる人に届ける。

つまりは、もっと世の中をカラフルにしたい、というのが私の答えでした。

③書いて、発信して、共感をつくりたい

私の原体験から考えたこと。私は中高時代まっくらな世界にいてひたすらにつらくて、大学でもがいて、今こうなりました。
まっくらなとき常に私を救ってくれたのは、書くこと。小さい頃から日記を書いていて、中学のときは魔法のiランドなんかでも書いたりしていて、高校になってブログを始め、今のこれに至ります。

私は書くことで私になれていたから、実物のワタシは素の私ではなくて、書いている中にいる私が私でした。誰にも受け入れられないだろうと見えない人に向かって言葉を書いていたら、いつのまにか周りの人に届き始めて、そしたら受け取ってくれる人がいることに気付きました。

だから私にとって書いて発信する、ということはたぶん根っこにあることなんだと思います。

世の中にはどこかに必ず共感してくれる人も理解してくれる人もいる。
それを経験しているから、そこにうまれるハッピーがわかるし、増やしたい。

④自分が何者であるかをはっきりさせたい

単純に何かに特化した仕事ができない、先のキャリアが見えないという現状から抱いた不満だったけれど、もともと今の会社にはなんでもできるから入ったわけで、ある意味予想通りでした。それで自分に合うこと、もっとやりたいことが見つかったから、良かったんだと思います。

 

不満からスタートはしたけれど

細かいことでいうと、もっとクリエイティブな仕事をしたいとか、一緒に働いている人の働くことへの価値観の違いとかもあるんだけど、これらは自分の見方や会社の中を変えればいい、というところもあるから、あまり本質的ではないです。最初の転職のスタートは不満なんだけどね。

この変えようと思えば変えられるものに対する違和感だけで就職活動は始めない方がよいと思います。という私も最初これからスタートしようとして知り合いの人事の人に止めてもらって、考え直して答えを出しました。

今振り返ってみると、私は決して「やめたい」のではなく、「次に進みたい」そういう感覚が強いんだと思います。

 これから、私がどうなるのか

リノベーション物件のコンテンツディレクターになります。
私はリノベーション物件に込めた人の想いをカタチにし、選択肢としてのコンテンツにして、実際に購入につなげる、という仕事をする予定。コンテンツディレクターっていう職種に名前負けしないように。

もちろん業務がまさしくウルトラハッピーの火種なのもあるんだけど、何より好きなのはこの会社の「場の発明を通じてほしい未来を作る」というビジョン。ほしい未来の主語は社員だから、みんなばらばらで、でもそれが良い状態。みんなばらばらだからこそ、たくさんの社員さんに聞くとみんな違う答えを持っていて。
けど、みんな同じで私の作りたい未来と同じだったりするのが、すごく不思議で、惹かれました。

この会社はWantedlyで声をかけていただいて、きっとこの会社がなかったら転職はしていなかったと思うし、できなかったと思います。

2年目でやめても、就活は失敗ではない

新卒のときの就活を失敗したかといったらそうは思いません。あのときの自分のベストな答えでしたし、1年間やってきたことも楽しかったです。イベント制作を中心にPMしたり、ディレクションしたり。一緒にイベントを作り上げるチームやお客さんと仲良くなるのも好きでした。

そのときの反省をするならば、ちょっと経験の編集の仕方を間違えました。
私はキャリアに関する選択は自分の経験の編集だと思っています。編集は集めて編むこと。経験を集めて編むこと。

私は大学のときから割といろんな経験をしていて好きなことも嫌いなことも、合うことも合わないこともやりました。1つの経験の中にも好きも嫌いもやりたいやりたくない、も混在していて、たぶん、その組合せと集めるものをちょっと間違えた気がします。

一応就活生に伝えることができるアドバイスとしては、新卒で就職する会社はトライアルくらいで捉えてもいいんじゃないかなと。だって働いてみないとわからない。私もインターンやバイトを人よりもたくさんしたつもりだったけど全然違いました。だから、働いてみてから考えればいいんじゃないかな。

就活生になりうる大学生がやっておいた方がいいことは、たくさんの経験をし人と会い、少しでも「やりたい」と「できる」を明確にしておくこと。
違和感を感じたときに飛び出せる土台とリソースを持っておくこと。

前に進むことができた本当の理由

転職しようと思ったのも未来にたぶん大丈夫って思っている本当の理由は、自分と周りの人間関係が安定したから、です。

23年間心のおもりになっていた家族のこと、彼氏できない問題、仲良い友だちが皆無問題。家族のことは転職するときに一番ネックになっていたけど、結局最後にとった手段はやはり「書いて、届けること」でした。私を最後まで救ってくれたのはやはりそれらだった。

さらさらと書きましたが、もやもやを抱いてからの4ヶ月間かなりきつかったです。笑
半分うつなのかもと思ったし、会社にいれなくて毎日公園でお昼ごはんを食べていたときもありました。うつというと会社のせいだと捉えられやすかったりするけれど、私の場合そんなことはなくて、ちょっと理想にふれすぎて、選択肢を知りすぎてた、それだけなんだと思います。だから誰のせいなのかというと、自分のせい。それもきつかったけれど、誰かを憎まなくてよかったから自分で選んできてよかったです。 

あわせて初の一人暮らしをシェアハウスで始めます。電車にのってる時間がなくなるのでまたブログもぼちぼち再開しようかな。

そういうわけで、閉じてたアンテナとこころを取り戻し、6月からはじまります。よりColorfulでExcitingな毎日を合言葉に、新しい何か。

近々具体的な、転職活動のやり方とかナレッジ的なものも書きます。

引き続き、よろしくお願いします。

 

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 ▲昨日の送別会にて。私を1年2か月がっつり見てくださった私が大好きな上司の方が選んでくださったお花。私のイメージなんだとか。昨日は必死に取り繕いましたが家に帰って号泣。前の会社に心残りはたくさんありますが、今やめるのがお互いにハッピーだったと思います。本当にありがとうございました。