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めくるめく私の日々。

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留学に2回行ったことのある私が、2週間の旅行でホームシックになった話。

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こんにちは、社会人2日目のゆかです。

この春休みは私にとって学生最後の長期休暇ということもあり、旅に行きまくりました。
今回の話はニュージーランドのコンチキツアーにいったときの話です。

コンチキツアーって何?

ということですが、外国人と一緒に回る団体ツアーです。
参加者の国籍がばらばらな団体ツアーを想像してもらえればよいと思います。

私の参加したツアーはニュージーランドの南島を10日間かけて回りました。
人数は40人(比較的多いらしい)、メンバーの国籍は7割オーストラリア人、韓国人、カナダ人、フランス人、南アフリカ人、そして日本人は私のみ。

旅中ほぼ毎日ブログに旅行の様子をつづっていたので、読んでもらえると想像しやすいかと思います。

 

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ホームシックになりました。

私は以前台湾に半年、ニュージーランドに1か月留学したことがあり、そのときはまったくホームシックになりませんでした。
むしろ日本のことを忘れるくらい楽しくて、もう「ここに住んでしまいたい!」と思うほど。
ですが、今回はたった1週間でホームシックになりました。

 

ホームシックになった理由① 日本のコンビニはすばらしい

ブログには楽しそうなことしか書いてませんでしたが、実は初日から風邪をひいてましたwww
行く前は全然平気だったのですが、飛行機の乾燥にのどをやられ、3日目にクラブで大声で話し続けた結果、痛みはピークに達し、次の日ジェットボートで水をあび、久しぶりにちゃんとした風邪をひきました。

そんなときに私が必要としたのは、ふつうの緑茶だったり、ふつうの日本食だったりしたのですが、ニュージーランドの田舎に庶民的な日本のものがあるはずもなく。

このときに日本のコンビニのすばらしさを感じました。
というのもニュージーランドのコンビニで買えるものは、どこも同じでパイ、パン、サンドイッチ、お菓子以上。飲み物も味付きの水か甘い紅茶か甘い炭酸飲料のみ。

日本みたいにスープ、ヨーグルト、おでん、中華まんとか選択肢がありません。
本当に日本のコンビニ文化も、飲食文化も素晴らしい。
あとは私が半年間台湾で留学できていたのも、身近に日本食があったからかもと思いました。

私がだいすきなハイボールも飲めなくて(メニューにハイボールという言葉がないからなにがハイボールかわからない)完全に日本シック。

帰国前、親に「何が食べたい?」と聞かれた私は
「納豆とつけものと白飯とみそしるとハイボール」と即答しました。

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△ニュージーランドで有名なパイ。ふつうにおいしいです。

ホームシックになった理由② 英語が話せないことを痛感

コンチキツアーの概要から推測できる通り、このツアーでは英語をひたすら使い続けます。もともと私がこのツアーに参加した目的も英語を鍛えるためでした。

が、これがなかなかえぐかった。
1対1の会話や、非ネイティブとであればある程度は話せるのですが、今回はほとんどがネイティブイングリッシュスピーカーで、スピードが速くてついていけない。

食事をするときも10人くらいのテーブルで食べるのですが、理解するころにはもう次の話題に進んでる。

帰国してから英語ができる人にこの話をすると「そうだよねー!」と言われ安心しましたが、向こうにいる間はこれで英語が話せるなんてよく言ってたな、、と自信消失してました。

 

ホームシックになった理由③ 人と話さないとストレスがたまる

そんな英語環境で、英語がうまく話せない私は本当に会話をする機会がありませんでした。
自由行動の日も、基本的にはひとり旅。

そうすると、どうなるか。

ネガティブな感情がひたすら湧いてきます\(^o^)/

どこかの本で読んだのですが、ひとは放っておくと考えることの8割はネガティブなことなんだとか。
過去の嫌なことを思い出して、ひとりで自己嫌悪におちいったり、未来の不安ばかりでてきて、とりあえず大変なことになっていましたw

ひとと話すと、目の前に集中するので、過去の嫌なことも未来への不安もなくなります。

 帰国して家族と食事しているときもにやにやが止まりませんでした。
人と話せる環境があることってしあわせです。
みんないつもありがとう。

ホームシックになった理由④ 居場所ができた

私が過去2回留学していたときは私に居場所がありませんでした。
サークルもそこそこだったので、思い入れがあるわけでもなかったし、仲良い友だちもいなくて別に日本にいなくても誰も困らないから海外に行ってしまおうと思っていました。

でもいまは違うということにこの旅行を通じて気づきました。

必要とされているかはわかりませんが、少なくとも私が必要としているひとも場所がある。
それはコミュニティであったり、インターン先の仕事であったり、友だちであったり、形は様々です。

私が必要としているだけでなく、必要とされるような人になりたい。
それが仕事であり、私の働く意味にもなります。

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△ニュージーランドの自然にはひたすら癒されてました。

 

当たり前のありがたみを知る旅

旅行って基本的に楽しいものであるはずですが、今回の旅行は私にとって修行のような旅でした。
それでも、ここまで当たり前のありがたみを痛感できることもなかなかないので、知ることができてよかったと思っています。

いままでホームシックになったという人がいると、「え、なんで??!めっちゃ海外楽しいじゃん!」と思うくらい不思議でしかなかったのですが、
今回の経験を通して、それは彼らには日本にホームがあるからなのだと思いました。
だからホームシックはポジティブな痛みなのかも。

もしホームシックになっている人がいたら、「日本恋しい帰りたい!」ではなく、
「日本の環境ってすばらしい!帰ったら大切にしよう!」というように意識を持ったほうが海外経験もよいものになるし、日本に帰ってからの過ごし方についても考え直すよい機会になると思います。