小山薫堂さんの幸せの閾値を下げるというお話。
最近ちきりんさんの本を読んでいて、そこで小山薫堂さんの本が紹介されていたので、最近は小山さんの本を大量にアマゾンでぽちぽちしてます。
一番初めに読んだ本がこの本。
たくさん‘楽しく’‘わくわくしながら’生きていくヒントをもらいましたが、その中でも一番響いたのが幸せの閾値をさげるというお話でした。
前に私、女性誌のキラキラ感を笑う気になりません、という話が私にぴったりすぎた話。 - yuka's blog !にも書いたのですが、
少し前のわたしはへそ曲がりだったというか素直じゃないというか、
日常で幸せではなく不幸に目が行きがちだったんですよね。
だからか毎日いらいらしっぱなしだし、ストレスフルな日々。
それでこの記事で紹介したnoteの記事を読んで、原因だと気づいたのが幸せのハードルを下げるということでした。
夜寝る前に、3つのことを紙に書き出してみる。1つ目はその日の反省。2つ目はその日にあったうれしかったこと。3つ目は翌日の目標。この順番で書くのがポイントらしい。
これをやりはじめたら、前よりちょっと生きやすくなった気がしています。
小山さんはまったく同じことを言っているわけではないかもしれませんが、私の中ではほぼ同じ意味にとれることをこの本で書かれていました。
それが先ほども書いた「幸せの閾値をさげる」ということ。
閾値というのは、簡単に言うとなにかに慣れすぎるとそれを感じなくなってしまう境の値のことです。
この場合、当たり前の幸せに慣れすぎて幸せであるはずのものに幸せを感じなくなってしまうということ。
例えば
ごはんをたべること
夜ぐっすり眠ること
トイレがきれいなこと
空が青いこと
毎日学校へ通っていること
そういうひとつひとつの日常にありがたみを感じることで毎日を楽しくすることができるという考えが書かれていました。
私はいつも将来に楽しみがないと心が折れてしまうところに弱さがありました。
だから今までであれば、旅行とか友だちとごはんにいくとかちょっと大きめな予定が楽しみで、幸せの根源になっていたんです。
だからテスト週間であったり就活であったりするとぼろぼろになる。余裕がなくなる。
だけどそういう非日常なイベントだけが幸せじゃない。
いままでの私は発展途上国や震災の影響を受けた人たちの話が取り上げられているテレビや雑誌、新聞などを見て、作る側の人たちは視聴者にどうなってほしいんだろうと思っていました。
ボランティアや募金をしよう、こう考える人は多いと思うし、私は実行したこともあります。
でも、きっと作る側の人たちはそれはもちろんだけど、それだけではなくて、当たり前の幸せをもっとかみしめてほしいということを言いたいんじゃないのかなと。
引用:7 Methods to Achieve Balance and Self-Control | eWomenNetwork Blog
あと、どこで読んだのか忘れてしまいましたが、人は自分が満たされないとだれかに何かしてあげられないんだそうです。
小さな幸せを積み重ねることでだれかになにかできる自分につながるのかもしれません。
前から知っていたけれどよくわかっていなかった「当たり前を幸せに感じる」ことの意味がやっと分かった気がしました。